白昼夢

[日常]
昼食を済ませて食堂を出ると、あろうことか目の前に女子中学生の大群がうようよしていたものだから、「とうとう幻覚が見えるようになったか」と悲しみに暮れていたのだが、なんてことはなく、修学旅行だか遠足だかで訪れていたみたい。雄たけびを上げながら走り回っている男子がいたりなんかして、キャンパスは普段にない喧騒に包まれていた。