[雑記][らき☆すた]
ちょうど1週間前に、こんな記事があった。

程度の低い消費者が多いから、こちらもそれに合わせた音楽しか作れなくて悩ましいとか言う音楽業界の人達の話だ。
その翌日、たまたまこの動画を見た。

オフコースを取り上げた回。大ヒットした「さよなら」の次に「生まれ来る子供たちのために」のような曲を出したことについて、小田和正はこう話している。
「レコード会社は『次も同じような曲を期待します』。その方がわかりいいし、セールスの人も売りやすいというわけです。でも、僕は全く理解できませんでした。『次はどんな曲なんだろう』って、みんなが待って、興味をもってくれるような時にこそ、伝えたい曲を書くべきだと考えていたのです」
先のひどい記事を読んだばかりのことだったから、この姿勢には大変感動してしまった。仮にもアーティストを名乗るんなら、やっぱりこうじゃないとダメだよねと。周りの意見なんかに流されず、自分達が作りたいものを作ってこそだよねと。
そしてその2日後、らき☆すたの最終回を迎えた。感想を書いているブログをいくつか読んで、作り手の言わんとすることは何となく理解したつもりになった、しかしそれでも納得できない部分もある・・・ともやもやしていた今日のバイト中、ふと思い当たったのだけれど、ヒット作という点で「涼宮ハルヒの憂鬱」=「さよなら」と見なせるならば、「らき☆すた」ってのは京アニにとっての「生まれ来る子供たちのために」だったのではないかしら。とすれば、そこにこめられたメッセージとは?・・・そう考え始めると、なんだかすべてを受け入れられる気分になってきてしまった。これが自分達のテーマだって言われたら、そりゃ耳傾けるしかないでしょうと。