らき☆すた ゆるゆるでぃず 第02話「未来永劫」

さて「らき☆すた ゆるゆるでぃず」第二話だが・・・キャラの呼称に大変違和感があった。
今回は「学習発表会」なる校内行事において一年生達が演劇を行うことになり、その準備の様子がひより視点で描かれているのだが、まず地の文で「ゆたか」「みなみ」ってのが出てきて、続いてひよりの台詞で「ゆたかちゃん」という呼び名が登場してしまう。百歩譲って地の文を本名呼び捨てで書くのは許せるとしても、「ゆたかちゃん」はないわ。原作では「小早川さん」だし、アニメでは18話までが「小早川さん」で、20話以降が「ゆーちゃん」だから。挿絵で冬服を着ていることから時期としてはアニメの20話以降であることは明らかで、当然「ゆーちゃん」と呼んでいるはずなんだよなあ。
そしてさらに、ゆたかが「ひよりちゃん」なんて言っている。ゆたかは23話の時点でも「田村さん」と呼んでいるのだから、ここでも当然「田村さん」が使われるべきでしょう。
キャラの呼称なんて素人がSSを書く際にだって注意を払うポイントなのに、公式の、しかもテレビアニメのシリーズ構成を務めた脚本家の小説でこの体たらくとは。お粗末としか言いようがない。

コンプティーク 2008年 11月号 [雑誌]

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