CooRie 10周年記念 Acoustic Live 「Brilliant night 〜第一夜〜」 @南青山MANDALA



初めてのCooRieライブ、楽しかった。
CooRieとの出会いはアニメ版D.C.のエンディングテーマとしての未来へのMelodyを聴いて気に入ったのが最初だった。ただ、暁に咲く詩以降これまでしばらく関心の外にあって、それでいて今回ライブに参加することにしたのは、少しでも興味のある人であればライブに足を運んでみようというのが今年のおぼろげなテーマであるのと、ちょうど自分がアニメを見始めた2003年にデビューし、デビュー当時その音楽をよく聴いていたCooRieが10周年を迎えたのだというある種のノスタルジーに駆られてのことだった。
暁に咲く詩と言えばリリースは2005年、つまり7年近くブランクがあるわけで、ライブに行ったところで果たしてついていけるのか少し不安だったのだけど、始まってみれば今日披露されたのは未来へのMelodyに存在、流れ星☆、センチメンタル、あなたと言う時間、えんぴつ、バスタブルース……と、自分にとっても馴染みのある曲ばかり。CooRie史から言えばおそらくやや懐かしい方に分類されるであろう曲のオンパレードであって、嬉しかった。もちろんSpring has comeやウソツキ、いろは等、それ以降の曲たちもいざライブで聴いてみるとどれも素敵で、CooRie曲また聴いていこうかなと思わせられた。
MCでは、10周年を迎えた今年2月26日に長田さんからお祝いのメールが届いたという話の中でrinoさんが口にした「長田くんの曲は、私が活動を続けなければ歌われなくなってしまう」という言葉が非常に印象的だった。CooRieに限らずUNDER17とかsavage geniusとか、男女二人組ユニットのうち男の方が脱退するっていう事例は多いわけだけど、そういう場合、脱退したメンバーが作曲した曲はその後どのような気持ちで歌われるんだろうってずっと気になっていたから、rinoさんからこういう言葉を聴けたのは嬉しかった。それにこれは、CooRie曲をほとんど録音でしか聴いてこなかった自分にとっては初めて触れる考え方でもあって。こういう真摯な想いを聴けるのがワンマンライブの魅力のひとつでもあるんだなって改めて思った。
CooRie様、10周年おめでとうございました。またちょっと聴いていこうと思います。