らき☆すた 第21話「パンドラの箱」

[アニメ感想][らき☆すた]
聞けばこのアニメ、原作に比べてこなかが分がかなり多めに含まれているらしい。わざわざ原作と異なる描き方をするからには、何か思うことがあってそうしているのだろう。しかも刻一刻と正確に時が流れていくタイプのアニメだから、物語が進むにつれ2人の仲は当然深まっていくはずで、終盤にはかなりいい線までいくんじゃね!?などと割と大きな期待を寄せていたものだから、今回のラブレターまがいの手紙に上の空になってしまうかがみさんにはひどくがっかりしたというのが正直なところ。
まあ友情に収まる範囲の仲の良さでも十分悶えるので、その後にこなかが描写があったのがせめてもの救いなんだけど。海でナンパされたかった話とか、修学旅行で急にくっつくカップルの話をするかがみを見ているわけだから、こなたはかがみの落ち込んでいる理由を「修学旅行イベントが自分に起こらなかったから」と解釈していたと見ていいのかな。「理由はわからないけど何か落ち込んでるっぽいからプリクラ撮った」ってことにすると「We love Kagami」と書く根拠が薄いし、「不貞寝してるかと思った」なんてセリフは出てこないはずだし。15話のこなたを気にかけるかがみに対応して、今回のかがみを気にかけるこなたが描かれたのだと考えると、何か下準備が整ったという感じがして、もう1回ぐらい大掛かりなこなかが描写があるはずだと期待せずにはいられないのだが。
また、最後の半吉から吉へと変化した恋愛おみくじも気になる。「告白されるんじゃないか?」というかがみの期待が裏切られることの伏線としておみくじを使うのであれば「凶」を引かせれば済む話で、そこをあえて「半吉」なんて引かせたのだから当然何らかの意図があると思いたい*1。残り3話の中で吉成分が描かれたりして。

*1:自分を想ってくれる友達がいる、ってのが吉成分と捉えられなくもないが、恋愛みくじの吉成分としては・・・?