商業的でない名前

祖父母の家の近くの本屋が閉店してローソンになったのだが、祖母は今でも「本屋があった場所にできた店」などと呼ぶらしく、それはなぜかと言うと看板に書かれている"LAWSON"の読み方が分からないからとのことだった。海外の映画が国内で上映される時や外国語で書き表された題名を持つ漫画がアニメ化される時には、人々にすんなり名前を覚えてもらえるようにするためか、しばしば題名がカタカナ表記にされるが、商店や会社のロゴについてはそういうことされないよな。記憶しやすい名前、ネットで検索しやすい名前を選んだ方が商売をする上では有利である気がするが、いつの時代でもある種の神秘性を帯びてきたのが名前というものであるし、また営利だけ求めるのが私企業ってわけでもなし、この件はそこまで重要視されていないのかもしれない。