慶應義塾大学 第50回三田祭

レンガ造りの図書館旧館を一度見ておきたかったので、ちょうど学園祭が開かれているこの機会に慶應義塾大学三田キャンパスへ行ってみることにした。慶應と言えば日吉の慶応義塾高校へクイズしに行ったことがあるくらいで、三田キャンパスには初めて訪れることになる。
そろそろ14時半になるという時間に都営浅草線三田駅から地上に出ると、案の定それらしい人の流れができていたので身を任せたところ無事正門に着いた。
正門をくぐるとまず南校舎がどんと構えていてなんだこりゃという印象を受けるが、1階の真ん中がぽっかり開いており、そこから中庭へ抜けることができる。正門から入った場合はどこへ向かうにしても一度南校舎の下を通って中庭へ出る構造になっているわけだ。敷地の限られた三田キャンパスであるがこの中庭はまあまあ広くて開放的だった。
そこから適当に回ろうとしたもののやはり地図がないと不便に感じたので100円のパンフレットを購入。早稲田祭は無料だったが三田祭は有料だった。学園祭のパンフを有料にしてるとこってどのくらいあるのかしら。
さてパンフを手にしたところでまずは図書館旧館へ。

義塾創立50周年を記念して建てられたとのこと。



すぐ隣には見た目を揃えた東校舎。国道1号に面していて、東門としても機能している。
ここで改めてパンフレットを眺めてみると、学園祭の会場として使われている建物はたったの4棟に過ぎないことが明らかになったので、じゃあせっかくだからと4棟すべてに足を踏み入れることにした。日本史を取り扱うゼミによる明治期の風俗の紹介や、陶芸とか絵画を見た。お茶の水祭といい早稲田祭といい、なんだか芸術系の展示ばかりに目を留めているようだが、これは芸術に並々ならぬ興味を持っているからというわけではなく、単に文字中心の展示に比べて短時間で性質を把握した気分になれるという点で優れるそれらが、飽きっぽい自分にとっては、文化祭に来たという「体験」を確実にするための最適な手段になりやすいというだけのことだ。
そんな感じで1時間半ほどうろうろしたあと、正門から出て行った。

駅と反対の方向へ少し歩くと、かの有名なラーメン二郎三田本店が。三角形の土地の上にそびえる変な形の建物だった。