pixivの新規登録受付中止に際して思うこと

急増するアクセスに対応するため現時点での未登録者の閉め出しを余儀なくされたpixiv。年内の再開は難しいという。
こうしてWeb上の土地もまた無限ではないという事実を突きつけられると、なんだかpixivは地方における大型ショッピングセンターに似ていると思えてきた。イオンが物を売り買いする場を多数の個人商店から一つの建物に集約したように、pixivはイラストを見せる場・見る場を多数の個人サイトから一つのサイトに集約した。個人商店からすっかり足が遠のいてイオンでばかり買い物をする消費者のように、個人サイト巡りをやめてpixivに投稿されたイラストばかりチェックするようになった人が既に出てきているかもしれない。大打撃を受けた個人商店のように、更新が滞るようになった個人サイトも実際にあるだろう。個人サイトで活動していたすべての人がpixivでも発表の場を得ることができるという点でイオンとpixivは明確に異なっていたわけだが、いざこの誰でも「出店」できるという前提が崩れると、途端にpixivが地元商店街殺しの大型SCとかぶって見えるようになってきてしまった。