HDD交換した 160GB→1TB

ニコニコからの動画ダウンロードなんてこともめっきりしなくなってからというもの継続的にHDDの空き容量を消費するものといえばデジカメの写真くらいで、従来これは1年でせいぜい4GBくらいだったからこれなら160GBのままでも十分やってけそうだなんて思ってたんだけど、KX2でたまにRAW撮りなんかするようになると保存に要するサイズはあっという間に膨れ上がるわけで、気付いたときには残り容量8.39GB、これはいよいよ猶予がないなと、今日午後サハロフ氏のサイトを参考にWestern Digitalの1TBのHDD「WD10EADS-M2B」を買おうと決め秋葉原へ行ってきた。
最初は6%引きのタイムセール開催中のT-ZONEで買うつもりだったのだが該当のHDDは特価商品につき7280円より下げられませんとのことだったのでやめて、じゃあポイント分考えれば一番安いソフマップにしようと考えたんだけど、HDDなんて精密機器を長く持ち歩くのも怖いから実際に買うのはもう少し後にしよう、ついでに他店の価格もチェックしよう、とふらっと向かいのTWOTOPに入ってみたらこちらもソフマップより100円高い7280円。この値段じゃ買わないよなーHDDと同時購入でSATAケーブル100円なんつってお得感出したところで…などとうそぶきたくなったんだけどここであることに気付きまして。そういえばボク今日HDD買ったらプライマリのスレーブに繋ぐ気まんまんだったけどよく考えたらSATAにスレーブとかないんじゃねと。もしかしてケーブルが別にいるんじゃねと。そこでWikipediaのシリアルATA項を読んでみると確かにその通りらしくて、しかもこのSATAケーブルってのが単品で買うと30cmで780円とかするわけで、じゃあ100円でおまけしてくれるTWOTOPが断然お得だねと、結局ソフマップもやめてTWOTOPで購入したのだった。本体の値段だけで買う店を判断しちゃいかんのだなーと割と当たり前のことをしみじみ感じたりした。
18時過ぎに家へ帰ると早速作業に移った。ハード的な作業はどうということはない。気になった点といえば、うちのケースの特徴なのか一般的な仕様なのか知らないけど、HDDをケースに固定するのに使うのがネジじゃなくてプラスチックのクリップのようなものだったことくらい。
続いてソフト的な作業。今回は古いHDDから新しいHDDにデータをそっくり移して以降新HDD1台体制でいくつもりだった(というのはスリムタワーにHDDを2台積むと排熱が不十分になりがちで故障しやすくなるという話を当PC購入当時2chDellスレ等で聞いていたからだ。実際かつてミニタワーに2台のHDDを乗せていたらうち1台が1,2年で壊れた経験もあり、その原因が熱かどうかは定かでないわけだが、一応避けておきたかった。)から、2台のHDD間で全セクタコピーが可能な「EASEUS DiskCopy」というソフトを使うことにしていた。が…なぜかEASEUS DiskCopyを焼いたCD-Rからブートすることができなかった。もしやと思ってUbuntuのLiveCDを入れてみたところこれも起動失敗。このPCでかつて使ったことのあるGPartedもなぜか起動しない。どうもブータブルCDからの起動ができなくなっているらしかった。ただ、メーカーのリカバリーCDからは起動できたため真相は不明。
何にせよEASEUS DiskCopyを利用することはできないと悟ったので代わりに選んだのが「Macrium Reflect FREE Edition」。起動中のWindows上でシステムパーティションのバックアップを作成可能というこのソフト、パーティションからパーティションへの直接コピーはできず、必ずパーティションからバックアップファイルを作成、バックアップファイルからパーティションを復元という手順を踏まなければならないのが面倒だったが、新HDDの後ろの方に作ったパーティションWindowsにマウントしてそこへバックアップファイルを保存、先頭の未割り当て領域に復元といった操作を繰り返すことで無事作業完了。
新HDDだけを繋いで電源を入れてみると最初は「HAL.DLLが見つかりません」などと出てWindowsが起動できなかったが、ググってみるとこれはboot.iniの記述に問題があるだけらしく、実際旧HDDのWindowsから読んでみると一部分が書き換わっていたのでこれを元に戻してやり直したところ、無事新HDDから今までの環境を維持したままのWindowsを立ち上げられた。ここまでたっぷり7時間も費やしてしまったが何とか成功できてよかった。ドライバやアプリの再インストールという代償を支払うことなくHDDの空き容量だけ増やせるとはなかなか気持ちがいい。