ロッポンギ・アニメ・ナイト「そらのおとしもの」VS「おまもりひまりハードコア」 @TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7

何より舞台挨拶にいおりん(!)出るし、また調べてみたら会場のTOHOシネマズ六本木ヒルズのスクリーン7は縦8.4m×横20.2mという国内有数の巨大スクリーンを有しているとのことで、こんな大画面でそらおと見るのもいい体験だろうっていうんで参加することにした。
TOHOシネマズ到着が21時30分頃。既に1階?ロビーとスクリーン7の入口がある2階ロビーにはそれっぽい感じの人たちがたむろしていた。でも数はそれほど多くない。ネットで空席情報を見ても半分埋まってない様子だったからこんなものだろう。
21時45分頃開場してぞろぞろと入場。55分頃には放送で野水・美名・本多のお三方による注意事項の説明。撮影・録音禁止などありがちな内容だけどキャラの声・口調で喋っていたような気がする。気がするってなんだ。いやこのあと書く内容もそうなんだけどなんかこのイベント、いつも以上に細かい部分を覚えてない。出来事の前後もバラバラかもしれない。この日朝から体調悪くて、いつも以上に頭がボンヤリしていたせいかも。
少しの間を置いて天井の照明が落ちると、サイトで散々煽ってた例の「このイベントのためだけに作られたオープニング映像」が流れ始めた。六本木交差点から歩いてきた場合の六本木ヒルズの入口の写真がまず映って、次にTOHOシネマズの入口の写真が映って、そしてスクリーン7のドアの前にイカロスと緋鞠が背中を向けて立ってる写真(+イラスト)が映って……これで終わり。ほー。
再び室内が明るくなると左前方のドアからパンツを被った男性が登場。「これから舞台挨拶が始まりますが、みんな飛びついたりしないでね」とかなんとか挨拶したあと、同じドアから蜂屋誠一プロデューサー、野水伊織、美名、本多真梨子斎藤久監督、黄樹弐悠こと青木武プロデューサー、ウシロシンジ監督、えのもとたかひろ音響監督が並んでステージへ、と思ったらその前に客席内通路をB-15→G15→G36B-36とぐるっと巡り歩くファンサービス。G列羨ましすぎる。ていうかこれ劇場版なのはの舞台挨拶の時も思ったんだよなー出演者入場時の移動経路を考慮すると通路側座席の幸せ度が高いということを。ただいざステージに上がれば彼女達基本的に客席中央へ視線を向けるわけだから難しいところ。今回はG列20番台あたりが一番良かったんだろうな。
ぐるっと歩いてきた本日の出演者の中から蜂屋P、野水伊織、美名、本多真梨子がステージに用意された椅子に着席。舞台挨拶の始まりである。なお残りの4人は入ってきたドアの前で立ったまま待機していた。
でその舞台挨拶の内容なんだけど……正直ほとんど覚えてない。いやでもこれはしかたなかったと思う、いおりんのあまりのかわいさに目を奪われて、彼女達の発する言葉のほとんどが耳に入ってこなかったのだから……とか言うといかにもわざとらしいけど、でもこれ半分くらい本当。白いワンピースに黒のオーバーニーソックスとシューズを身に付けて、右側を黒いゴム、左側を白いシュシュで留めたツインテールをぶら下げたその出で立ちは青春ヒットパラダイスの時と同様のかわいらしさだったけれど、今夜のいおりんは何より笑顔がまぶしかった。青春ヒットパラダイスをはじめ、イベント出演中のいおりんっていつもやや表情が硬いというイメージだったんだけど、今夜は慣れ親しんだ同じ事務所の二人とプロデューサーが一緒であまり緊張していなかったのか、あどけなさの残る屈託のない笑顔がすごくかわいくて、見ているこっちも頬が緩みっぱなしだったし、喋っている時、耳を傾けている時にする仕草までもがいちいちかわいらしくて、その度に何度溜息を漏らしたかわからない。20分の予定が押しに押して実に40分にも及んだこの舞台挨拶、本当に幸せな時間だった。
トーク内容も覚えてる範囲で書き出す。

  • 蜂屋Pによれば本当は300人くらいのスクリーンを借りるつもりだったのだがTOHOシネマズの厚意でこんな大きなところを借りることになったという。客の入りは250人程度とのこと。
  • 野水・美名・本多「六本木なんて普段あまり来ないよね」
  • 野水・美名の2人で駅を降りたものの六本木ヒルズへ向かう途中の道で迷ってしまい、一度駅まで戻ってみると本多と遭遇したという。
  • 最初いおりんが本多真梨子を苗字呼び捨てで読んでいたのが意外だったというかちょっと気になった。他人に身内を紹介する時の呼び捨て用法か。以降は「本多さん」だったか、別の呼び方をしていたような気がする。気がするってなんなんだ本当に。
  • 野水・美名「そらおとはアフレコ期間が結構長く感じたけどひまりはあっという間だった」
  • 野水「この3人だと私がヒエラルキーの一番上!」美名「でも小清水さんには頭が上がらないんだよね」
  • 美名「ラジオにゲストとして遊びに行っているのにパーソナリティが冷たい」蜂屋「早見が美名に対してだけSキャラになるのは俺も不思議なんだよね」
  • 「ひまりのBパートは(『緋鞠vs明夏羽』とか『静水久vsくえす』のように)2人の掛け合いシーンが多かったから演技を後ろで見ていて勉強になった」
  • 青春ヒットパラダイスの話題。美名「私が岬めぐりを歌っているのに皆パンツに夢中だった」当日も言ってましたね。
  • 美名「そらおと02話のEDは動画投稿サイトで世界中の方に見てもらえたようで嬉しい」書き込まれたコメントを全て読んだとか。
  • 本多も2階の関係者席からステージを見ていたという。一般列を尻目に関係者として入場する方法がわからず、開演数分前に蜂屋Pに電話して「この忙しい時に」と怒られたとか。
  • 最後に挨拶で4人が立ち上がった時、美名「今日はいおりんがブーツ履いてないからいつもより小さく見える」
  • しょんぼりするいおりんに客席から「かわいい!」の声。
  • 退場時ににゃーとか言ってた。
  • 監督たち4人はこの間ずっと立って待っていた。お疲れ様でした。
  • しかし全然覚えてないな。

で、このあとおまもりひまり04話、06話の上映。おまひまは01話で切ってたから今夜断片的に見せられたところで困ると思ってたけど全くおいてけぼりってほどでもなかった。なお画質はノイズ出まくりで褒められたものではなかった。多分DVDに収録されている映像より汚いんじゃないか。スクリーンは確かに大きいけど自分の席からだと視界を埋め尽くすってほどでもなく、もうちょっと前でもよかったかなーとか思った。ただあまり前だと今度は見上げるようになっちゃうんだよね。
10分休憩。この休憩中にも蜂屋Pとウシロシンジ監督、斎藤久監督がトークを繰り広げていたのだが内容はもちろん覚えていない。途中トイレにも行ったし。
お次はそらのおとしもの02話、04話。この2話に関してはなぜかアスペクト比が狂ったまま(縦が潰れていた)最後まで上映されてしまいちょっと残念。
終わるとスタッフトークショーということで蜂屋Pと斎藤監督、青木Pが登場。青木P、青春ヒットパラダイスの時は黄樹で通していたはずだけど今日は挨拶の時から「本名青木です」と名乗っていた。どういう使い分けしてるんだろう。
トーク内容覚えてる分だけ箇条書き。

  • 04話冒頭の智樹とそはらが窓越しに会話するシーンで突如挿入されるカラスがゴミを漁るカットは智樹の悪知恵を表現してる。
  • 02話のEDが大好評で何より。サンジゲンさんも喜んでいた。
  • 01話はそらおと唯一のシリアス回と言っても良い内容だからこれで視聴者の心を掴めるか不安だったがこの回を書かないとストーリーが進められないのでそのまま01話に持ってきた。
  • 青木「監督が最初に持ってきたOPアニメの案がひどかった」
    • これは青春ヒットパラダイスでも話してましたね。
  • 13話は尺を気にせず作っていたら長くなってしまったのでテレビ放送では泣く泣くカットした。
  • テレビ放送版ではダイダロス(CV大亀あすか)の登場シーンをことごとくカットしてしまったのでシグマセブンに詫びの電話を入れた。
  • 13話DVD版のクレジットに大亀あすかの名前を追加するのを忘れるところだった。蜂屋Pの指摘で気が付いた。
  • 今日上映する13話はノーカットのオリジナル版。ただし数十カットのリテイクがまだ終わっていない。
  • 蜂屋「私立の連中のフルオケシーンの作画も実はすごいのだがあまり注目されてない」
  • 2期は年明けに正式にゴーサインが出た。2月からシリーズ構成を始めている。
  • 原作のストックが足りないのではという声を耳にするが、全然そんなことはなく余るくらい。
  • 青木「02話のEDのようなインパクトのあるものを2期でも出せるかどうか。斎藤監督ならやってくれるだろう」
  • 2期でイカロスをどう動かすか悩ましい。普通にやってるとニンフとアストレアばかり目立ってしまう。そはらは今のところ空気にならずに済んでいるが。

30分くらい話しておまもりひまり09話、10話。上映前にアスペクト比の調整が行われ、スクリーンには設定画面が映し出されていた。
舞台挨拶が長引いた煽りを受け、間伐を入れずにそらのおとしもの08話、10話。08話ではイカロスをいたぶるニンフがより恍惚とした表情を浮かべるようリテイクが施されているのだが、このリテイクは正直余計なんじゃないかと感じる。パラダイスソング時の目が修正された点はいいと思うけど。10話は件の実写映像を基にFallen Downのシーンが全面的にリテイクされている。が……結構地味。監督達はイカロスの微小な仕草をも表現できたことに満足しているようなのだけど、まあ趣味の世界って感じだ。いや実際青木Pの話を聞くに、彼らリテイクは完全に採算度外視でやってるような印象を受ける。

次のスタッフトークおまもりひまりのターンってことで蜂屋Pにウシロシンジ監督、えのもとたかひろ音響監督が現れる。

  • あやかしサウンドシステムの話とか。このネーミングは蜂屋Pによるものらしい。
  • OPアニメで静水久のバックに流れてるのは「押しちゃうぞ!」の歌詞。
  • EDアニメで5人が付けてる猫耳は全て作り物。緋鞠が付けてる猫耳も作り物という点が拘り。
  • 「BEAM my BEAM」はキャラ毎に歌詞が違うのだが5人分をまとめてみても意外としっくりきた。

で、おまもりひまり11話、12話。結局最終回まで見ることになってしまった。12話の凛子の乙女の純情云々の台詞は賛否両論あろうが僕は結構好き。
監督対談のコーナー。この5人、この真夜中でも楽屋で休憩するでもなく酒飲んだりして騒いでいたらしい。

  • そらおと7話でウシロシンジが演出を担当した件について。斎藤「問題点もほとんどなく、優秀な方だなあと思いました」

あとなんか斎藤監督にもしひまりの監督をやるとしたらどうする?とか、監督やプロデューサーになるために何をしてきた?とかそんな質問を蜂屋Pが投げかけてた。細かいこと覚えてませんもう。
最後にそらのおとしもの13話。テレビ放送版では智樹たちが桜の木の下で佇んでいるシーンを最後に幕が閉じたが、このディレクターズカット版では家に帰ってクリスマスパーティーを行うシーンが追加されてる。クリスマスプレゼントを渡されたイカロスがちょっとにこっとする場面があって、お前いま笑わなかったか!?みたいな。上映終了後客席からはぱちぱちと拍手が湧いた。
抽選会では蜂屋Pを進行役に野水・美名・本多の3人のサイン入りそらおとポスター×5、おまひまポスター×5、そらおと&おまひまクリアファイル×20がプレゼントされた。寝てる人とか帰っちゃった人いるでしょ?なんて蜂屋Pは心配していたが、不在は2人だけだった。
といった具合で6時に全演目が終了。いおりんは元より監督達の話も聞いてる時はなかなか楽しかったし、一気に6話も見せられたせいでおまひまへの興味も湧いてきたし、無理してでも来て良かったかなと思う。