俺妹×禁書 コラボトークセッション 〜大覇権祭〜 @新宿ロフトプラスワン

今期は禁書も俺妹も、イカ娘もミルキィも見ているわけなので興味を持って聞けるだろうと思って大覇権祭参加してきた。暴露ってほどの内容はあまりなく普通のゆるいトークショーって感じではあったけど、節々で製作陣の方々の作品作りに懸ける想いの丈を窺い知れるような言葉も聞けたりして、温かい気持ちになったりした。あっという間の3時間、楽しかった。

  • 18時開場19時開演だったんだけど会場到着は18時40分頃。受付で手渡された番号札は100を超えていた。椅子もほとんど埋まっていて、座る場所を確保するのに少し手間取ったけど幸い出演者の顔がよく見える位置をキープすることができた。
  • ロフトプラスワンは2005年6月の「榎本温子木谷高明のサタデーナイト・メインイベント」以来、5年ぶり2度目ではあったけど、気持ち的にほとんど初めてみたいなものだった。猥雑な雰囲気にたじたじ。
  • 18時50分、ロフトプラスワンの店長という方が今後開催予定のイベントの宣伝と、本日の限定メニューの紹介。上条さんと京介の説教にちなんだフードメニューとして「説教丼」(牛だか豚だかの肉の丼の上に生卵、それに食べるラー油がかかっていたらしい)、ドリンクはソフトドリンクのINDEX(青い)とカクテルのKIRINO(オレンジ)。この中ではINDEXだけ自分も注文したけど、カルピスみたいな味だった。
  • 19時。まず俺妹サイド・アニプレックスの高橋祐馬さんが先行して登場。今日の司会も務めるという。
  • 祐馬さんの合図でNo buts!をBGMに禁書サイド・ジェネオンの川瀬P、中山P、宣伝の太田さんが登場。次いでironyをBGMに俺妹シリーズ構成の倉田、アニプレックスの岩上P、並びに俺妹・禁書両作の原作の担当編集を務める三木さん、最後に侵略イカ娘をBGMにジャッジメントですの役のディオメディアの里見さんが登場。
  • 里見さんって人はイカ娘のプロデュース協力とミルキィホームズの宣伝を担当してるってことだったんだけど、イベント中話題に挙がったのはイカ娘ばかりだった。
  • 前半はコラボトークセッションということで、用意された5つのテーマに沿ったトークを両サイドが繰り広げていくという。
  • 最初のテーマは「俺の作品がこんなに×××なわけがない」。先行の禁書サイドは「俺の作品がこんなに版権イラスト人気なわけがない」とかそんなタイトルで、放送前の6月から来年の2月までにアニメ誌に掲載された(される予定の)版権イラスト全てをパワポで順に見せていった。アニメ誌だけで40版権、グッズも合わせたら50版権以上ということで、かなり大変な数字らしい。またそれを全て引き受けるJ.C.STAFFもすごいよな今期4本並行してやってるのにとかそんな話も。倉田は「友達の家で高いおもちゃを自慢されたような気持ちだ」とコメント。
  • 一方の俺妹サイドは「俺の作品がこんなに問い合わせが多いわけがない(BPOとか)」というタイトルで、BPOからの問い合わせに対応するのにいかに時間を取られたかという話。緊急会議がこれまで30回以上開かれているとか。とは言え原作通りにやろうとすればこうなることはわかっていた、また桐乃のやってるゲームを「エロゲー」から「ギャルゲー」という表現に変えなくちゃいけないくらいなら初めからやりたくなかった、これはプロジェクト初期の段階から現場全体で一致していた見解だった、なんて話も。
  • 2番目のテーマは「とある現場の密告夜話(ファニートーク)」。倉田「秋葉原界隈でこういうフレーズよく見かけますね」
  • このテーマの時の話かよく覚えてないけど、日経新聞にコラボ広告を出した時の裏話も出てた。本当はニューヨークタイムズにも出したかったけどお金の問題で実現できなかったとか。
  • 川口の俺妹イベントが圧倒的に赤字だったとか。コント用のセットのために本物フローリングを用意したり電子レンジを用意したり、何かを金をかけすぎたみたいな。
  • 俺妹イベントの話になった時三木さんだったかが「本当はfripSide行きたかった」とか言ってたのが面白かった。「ファーストライブだったんですよ!」とも。
  • 3番目のテーマは「うちの原作者がこんなに働くわけがない」。かまちーも伏見さんも脚本会議・アフレコ毎回いらっしゃってありがたいとかそういう。Blu-rayの特典にレールガンの新作短編つけたいって伝えたらすぐ全巻分、文庫本2冊相当の原稿を手渡されたとか。三木さん「電撃文庫から出させて下さいよ……」
  • 伏見先生には俺妹イベントの声優陣の芝居の脚本も書いてもらって、前日リハにも参加してもらったとか。
  • 4番目は「とある現場の一方通行」。自分は面白いと思ってやったんだけどいまいち周りのスタッフやファンからいい反応をもらえなかった体験談。俺妹禁書のコラボを発表した時は全然受けなくて悲しかったと祐馬さん。
  • 太田さん「日経新聞の広告はネットで『ゆまやりやがった』とか受けてたけど、俺だって頑張ってたんだよ!」
  • 最後5番目は「これからの展開がこんなに面白いわけがない」。禁書サイドは、大覇星祭が終わったら舞台は再び学園都市を離れるし白い髪のあいつも出てきますよーとか。俺妹はオンエアはこれで終わりだけどトゥルーエンドお楽しみにとか。
  • ここで15分休憩。トイレ行った。
  • 後半は参加者からの質問にひたすら答えていくコーナー。入場時にアンケート用紙を渡されていて、それを提出した人の質問が読まれるというわけ。
  • 俺妹サイドは岩上Pが抜けて柏田さんって人が加わった。ついこの間までJ.C.STAFFのラインプロデューサーを務めていたということで中山Pからいじられていた。
  • 俺妹8話について問われて倉田と三木さんが用意していた資料を元に釈明するってパートが一番の山場だったけど、話題になってる盗作騒動ってのをよく知らなかったのでぽかーんとしてしまった。
  • 「俺妹には禁書1期に参加していたアニメーターが多数参加されてますが柏田さんのコネですか」みたいな質問に対しては「狭い業界だから単にAICが助っ人を頼んだ知り合いの人がたまたま自分の知り合いだっただけということ」とコメント。
  • 「9話の絵コンテを舛成さんに頼んだは自分」と柏田さん。倉田じゃないんだ、という反応に対しては倉田「宇宙ショーで忙しい舛成さんに俺から頼めるわけない」
  • ミルキィホームズ関連で出てきた質問は一つだけで「森脇監督と池端助監督の役割の違いを教えてください」というもの。対する里見さんの返答は「ほとんど同じで実質監督が二人いるようなもの。年齢を足したら百を超えるくらいお二人とも高齢なので分担して作業している」「JCの監督の平均年齢ってすごく高いですよ。20〜30年前からやってる人が多いから」
  • プレゼントコーナーは禁書の雑誌付録フィギュアセットとかコミケで使ったインデックスの巨大POPとか俺妹イベントで販売されたサイリウムとかokamaによる桐乃のイラスト入り原作1巻とか、数はたくさんあった。