魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st 初日舞台挨拶 13:40開演回 @MOVIXさいたま シアター12
舞台挨拶もあるっていうんで公開初日から劇場版なのはを見に行くことにした。主演キャスト総出演でいかにも舞台挨拶らしい新宿ミラノにも惹かれたけど、人数の少ない方がゆかりんトークを長く聴けそうだってことで会場はMOVIXさいたまを選択。なのはとユーノっていう組み合わせも面白いしね。
映画本編
- ところどころA's以降の魔砲少女的な要素を取り入れてリメイクされており、無印前半の素朴さが失われていたのが寂しかった。無印もTV放送以来一度も見返していないから記憶が曖昧なんだけど、無謀にも具体例を挙げると
- あとバルディッシュの声がやけに高くて渋い感じではなくなっていた。レヴァンティンっぽい。
- そんなわけで前半は正直微妙とか思ってたんだけど、一度は生気を失ったフェイトが再び立ち上がるシーン以降になってくると、あーでもやっぱりいいなと感じてきた。唯一の心の拠り所だったプレシアから捨てられてもうどうしていいかわからないって時に、初めて出会った時から真摯な態度で自分に向き合ってくれたなのはと、幼い頃からずっとそばにいて自分のことを守ってくれたバルディッシュやアルフの存在に今更のように気付いて!わたし!みたいな展開大好きだしね。今までの自分を終わらせて、新しい自分を始めるために。って台詞好きだなー。
- 大筋として無印はフェイトの物語だよね。
- それとプレシアを前にしてフェイトが言う、あなたは私のことをずっと嫌いだったかもしれないけど、それでも私は今でもあなたの笑った顔が見たい。って台詞。声優ファンとしても考えさせられるものがある。
- なのはとフェイトが再開するシーンでBGMとしてメカリルが流れ始めたのにもぐっときてしまった。My wish My loveもいいけどやっぱりメカリルもね!
- My wish My loveがスタッフロールの前の段階で流れることに驚かされた。「エンディングらへんで流れる」ってこういうことだったんだ…。
- 上映終了後客席から自然と拍手が湧いた。
舞台挨拶
出演者は田村ゆかりと水橋かおりの二人の声優に加えてプロデューサーの三嶋章夫。
館内の照明が戻ってから1分も経たないうちにみっしーがスクリーンの前に姿を現したと思う。
印象に残った部分を断片的に
客席「みっしー!」「あきおー!」「結婚おめでとー!」
みっしー「プライベートのことはいいから」
みっしー「ストーリーわかってても泣いてしまうよね。いま客席を見回してみても涙ぐんでる方がちらほらといらっしゃいますが」
みっしー「余韻に浸ってるところ悪いんですけどこのあと二人が登場するのでテンション上げて迎えてください」
みっしー「というわけで高町なのは役の田村ゆかりさんと、その使い魔役の水橋かおりさんです」
水橋さん「5年もやってるんですからユーノくんの名前くらい覚えてください」
みっしー「なのはシリーズは……(長い説明)……またこうして劇場版として第1作を演じられてみての感想なんかをお二人に伺っていきたいと思います。ではゆかりさんから感想の方を」
ゆかりん「……なんの?」
みっしー「おっさんの話ちゃんと聞いてやー」
ゆかりん「最後クロノとフェイト達が帰るシーンで何でユーノなのはの肩に乗ってこっちの世界に残る気満々なの?お前も向こうの世界に帰れよ」
みっしー「2004年に始めた当時はこんなシリーズがまさか5年も続くとは思ってもいませんでした」
ゆかりん「今も映画化したっていうことが信じられなくて。もしかして私騙されてる?アニプレックスさんに騙されてる?」
ゆかりん「初めからファンだったってひとー。あれ結構多い……みんな古参気取りたいだけなんじゃないの?」
みっしー「今回の劇場版なのははアニプレックスさんの方から『友達になりたいんだ!』と言ってきまして」
ゆかりん「最近なのはは魔王だなんて言われっぱなしだったので、今回再び皆さんが好きそうな年齢のなのはを演じられてよかったです」
ゆかりん「でもなのはもひどいよね。弱ってるフェイトにあんな大きな弾ぶつけたりして」
みっしー「フェイトも『収束……魔法……!?』とか言って呆然としてましたからね」
ゆかりん「アフレコは楽しかったです。水橋さんの隣だったんですよ」
水橋さん「そう!」
ゆかりん「水橋さん自分をユーノだと思い込んでいるのか、私に対する態度まで変なんです。キャラと中の人は別なのに」
水橋さん「だってー。ゆかりんがなのはに似てるから悪いんだ!」
ゆかりん「えー似てないよー」
水橋さん「私もいつもはキャラと自分を区別してるつもりなんですけど、ユーノはもう5年もやってるからなのか、たまにどっちがどっちだかわからなくなることがあります」
みっしー「アフレコは女の子が多かったですよねー」
水橋さん「そう。女の子が多くて楽しかった」
ゆかりん「誰でもいいんじゃん」
みっしー「5年10年と続けていきたいですね。ゆかりんもこれからどんどん若返っていきますし」
ゆかりん「なのははもう私より年上ですからね」
みっしー「じゃあこの辺でそろそろまとめを……」
客席「えー」
みっしー「短いと思うやろ。でも舞台挨拶ってこんなもんやねん」
水橋さん「2回、3回と繰り返し見に来てください」
みっしー「繰り返し見るとその度に新しい発見があるよね」
ゆかりん「2回目はユーノ視点で、ユーノがいかになのはとくっつこうとしているのか注目しながら見てみて」
水橋さん「各キャラの視点に立って見てみるとそのキャラのことがよくわかると思います」
ゆかりん「こういうのは口コミが重要なので、みんな感想書く時は星5つとかつけてください」
水橋さん「映画化までさせていただいて、本当にここまで長く続くシリーズになるとは思ってもいませんでした。私たちももちろん頑張っているけど、やっぱりみなさんの応援あってこそだったと思います。ありがとうございました」
感想
- まずみっしーが現れたことにびっくりした。こっちなんだ。
- 劇場じゃない普通の映画館に舞台袖なんてないわけで、出演者みんな右側の入口から普通に入ってきて通路を歩いてスクリーン前に移動してきたものだから、近くに座ってた人うらやましかった。
- ゆかりんは首回りに白いふさふさの付いた濃い青色のワンピースを着て、頭には白くて大きな花をあしらえたカチューシャ。ストッキングは濃いピンク色で、全体的になのはカラーを意識したような服装だった。かわいいというよりは大人っぽい印象。
- 自分は9列目だったんだけど、そこからでもピンクのペンライトを振ってる人を2,3人見かけた。
- さらに最前列付近ではパペットを振ってる人がいた。
- 女の子ファンも少なからずいたようで、黄色い声のゆかりんコールが数ヶ所から聞こえた。
- ゆかりんはライブのMCやラジオと比べると固めだったかなと思う。
- 客席もライブなんかに比べると落ち着いたムード。トークの合間合間に笑い声や拍手、突っ込みを入れるにしても控えめで、専ら静かに耳を傾けていた。