そらのおとしもの全13話見終えた

絵が気に入ったとは言え序盤はちょいエロギャグ路線続きだったからよっぽど切ろうと考えたものの、08話でイカロスのプロテクトが解除されたことで彼女が最後どのような選択をするのか見届けないわけにはいかないなとか思ってそれをモチベーションに残りを見ていったわけなんだけど、09話以降徐々に悲しい境遇に身を置きながらも気高く振舞うニンフの時折見せる無垢な表情に気を惹かれ始めて、11話でイカロスに悩みを見抜かれても逆上することなく笑顔を作ってみせるシーンで完全にやられたといったところ。おまけにその後のデートがまた、もう……僕結婚するならニンフみたいな子がいいとか思いましたもん。どれだけ気に入ったんだと我ながらちょっと驚いてしまった。逆にイカロスに対する関心は薄れてしまったんだけど、でもアニメ自体が後半ニンフにクローズアップする方向へシフトした観があるので仕方ないかな。辛い宿命を背負うがめに弱気になることがあってもなお決してくじけずに強く振舞ってみせようとする、時に素直で時にいじっぱりなニンフの健気な生き様を描いた作品として見れば非常によくできていたと思う。これほどの好印象を抱いたまま最終回のエンディングを迎えることのできたアニメもそうないので嬉しかった。