2010フリースタイルFISワールドカップ猪苗代大会 1日目 モーグル

バンクーバーオリンピックに触発されたのと、動体撮影に強いとか言われているKissで実際どの程度撮れるのか興味があったので久しぶりにモーグルのW杯観に行くことにした。トリノオリンピック直後の2006年、2007年に続いて3度目。本当は2008、2009も行きたかったんだけど、2008年は落とすと留年確定という講義の課題をこなすので精一杯だったし、2009年は旅行と重なって行かず終いだったのである。

今回は新幹線で郡山へ向かった。リッチ!


磐越西線に乗り換えて猪苗代駅下車。そして駅前発のシャトルバスでリステル猪苗代へ。

大会公式ブログを読んでわかっていたことだが2007年大会の2日目同様この日はとても濃い霧が視界を奪っていた。諦めつつもリフトに乗り込み会場のダフィーコースへ向かう。

うわあ…。
10時の時点でコースふもとからでは第2エアの視認さえままならない有様であった。9時15分開始と予定されていた女子予選はもちろん先延ばしされている。
しかし長いウェイティングの末、10時30分頃から濃霧の晴れぬ中男女のコースインスペクション及び公式練習がスタートした。





コンティニュアスAFの追従がどうとか、絞り開放時のシャープネスがどうとか、そんなことを議論できるレベルじゃない。

Photoshop Elementsのスマート補正をかけるだけでも案外見られる感じになるけど、これはこれで不自然な印象になってどうもね。どっちがいいのやら。
11時30分に公式練習終了。コーチミーティングの結果12時30分までのウェイティングが決まったと案内される。
12時30分にはさらに13時30分までウェイティングとの告知。足先が冷えに冷えて辛かったので自分はこの時点で諦めてホテルのロビーへ戻ってしまった。足の防寒に関しては2007年大会でも悩まされたから今回は予備の靴下を持参して途中から2枚履きしたりもしたんだけど、足元の雪の冷たさには叶わなかった。

ソフトバンクは圏外で暇つぶしがしづらかったという事情もある。

宿泊客でもないくせにロビーのソファに陣取って我が物顔でうだうだ過ごしていたら返金が始まった。結局予選を行うことができなかったのだ。1988年から22年、14回目のFISワールドカップ猪苗代大会にして初めての大会中止宣言だと言う。僕ら観客もしんどいけど主催者が一番辛いところだろうね。
失意の底、15時05分発の最終シャトルバスで猪苗代駅へと戻った。