「そらおと」「おまひま」中国へ!いってらっしゃい、みなのみず!! @ジーンズメイトアキバあそび館6Fあそび空間「MATE」

8時ちょっと前に現地に着いたところ20番目くらいだった。アニメ見たり本読んだりしながらだらだら過ごす。
11時、整理券配布開始時刻であるがここで待機列最前付近でトラブルが発生。早朝から並んでいた友人の所に割り込んだ数人と、それを注意した一人の男性の間で激しい口論が巻き起こったのだった。自分が並んでいた位置からは見えないところで起きたことだったので詳細はわからないが、聞こえてきた会話から察するにどちらかが手をも出したらしい。スタッフや角川の蜂屋Pの仲裁でその場は収まったが、当事者らはイベント終了後事の顛末について問われる様子だった。座席は抽選だから実質的な違いはないにしても割り込みは割り込みだから、どう対応していくかは難しいところよなあ。
その後整理券配布ならびに座席抽選開始。抽選箱から1人1枚ずつ引いて、券に書かれた番号によって座席の位置が決まるという仕組み。自分は4列目だったのでまあまあかなとこの時は思っていた。なお用意された座席は10×7列の計70席で、最後に並んでいた10人は立ち見とのことだった。当初は70で打ち切る予定だったらしいが、思いがけずたくさんのお客さんが訪れてくださったので定員を増やしましたとのこと。
整理券を確保した後は昼ご飯食べたり買い物したりして13時30分の開場を待った。
そして13時30分、再びジーンズメイトへ。会場の6階へ繋がるエレベーターが今日は封鎖されており、5階から階段で向かうようになっていた。店内でもイベント開催のため6階は閉鎖されるとのアナウンスあり。
そうこうしてイベントスペースに入場。パイプ椅子の座席の上には例のそらおと・おまひまのA4クリアファイル(何枚目だ)とアンケート用紙が置かれていた。項目は「名前」「野水伊織さんへの質問・メッセージ」「美名さんへの質問・メッセージ」「そらのおとしものおまもりひまりのスタッフへのメッセージ」の4つ。既にステージ上では蜂屋Pがマイクを握っており、今日は野水と美名の2人にたくさん質問に答えてもらうつもりなのでみんな気合を入れて書いて欲しいと説明した。
また、中国へ旅立つ2人のために寄せ書きを作ろうとのことでいおりん用に2冊、美名用に2冊の計4冊のスケッチブックが参加者の間で回されることになった。
14時、蜂屋Pが「ニーメンハオ!」などと挨拶して開演。ほどなくしていおりんと美名が拍手に包まれてご登場。今日のいおりんはプロフィール写真でも着てるあの淡いピンクのワンピース姿。ポニーテールを結ぶ大きなかわいらしいリボンもまた淡いピンク色で、余った髪は三つ編みにして胸の前に下ろしていた。靴なんかがどうだったかは見えなかった。いや靴どころか、お顔を拝見することさえたまに難しくなる状況だった。何しろこのイベントスペース、客席はおろかステージにさえ段差がなかったので、前に3人も人が座ってるともう見づらくてしかたなかったのだ。まあ片目でよければ大体見えたんだけど。4列目でこの有様って後ろの人達は大丈夫だったんだろうか。本来3列目なのにわざと立ち見に加わってた人がいたけど、あれは賢い選択だと思った。
さて最初のトークは会場であるジーンズメイトについて。というのもこの2人、少し前にまさにここ秋葉原ジーンズメイトにプライベートで遊びに来たばかりらしく、そんな場所でイベントをやることになってびっくりしたとか。ちなみに2人で買い物に来た時は戦国BASARAのTシャツで盛り上がったり、そらおとのTシャツが販売されているのを見つけて驚いたりしたという。
また今回1列目がプレスや関係者の席だったんだけど、その一番右端に座っていた白髪のおじいさんがなんとジーンズメイトの会長であるということが蜂屋Pから明らかにされ、いおりんと美名は2人して「またここでイベントさせてください」なんて慌てながら挨拶していた。
続いて今回のイベントの告知が遅れてごめんなさいという話題から中国で行われる当のニューメディア祭なるイベントに関して。出演の打診は結構前にあったらしいのだが正式なオファーが来たのはつい最近で、それで告知もぎりぎりになってしまったのだという。ちなみにこの第1回中国国際ニューメディア祭こと第6回中国国際文化産業博覧交易会に日本から声優として参加するのはいおりんと美名の2人だけとのこと。「みんなも見に来てね!」といおりんは言っていたけれど、その場で挙手した人は1人もいなかったかと思う。さすがにねえ。「ちゃんとブログ更新するので来れない人はそれを待っててね」とも話していたので、こちらを楽しみにしよう。イベントステージではライブを中心に行うとのことで、夏色のナンシーやBEAM my BEAM、岬めぐり、それにRing My Bellも披露するとのこと。2人の歌うRing My Bellってのは聴いてみたかった。夏色のナンシー岬めぐりを外国で歌うにあたって権利関係の手続きにちょっと苦労したとは蜂屋Pの談。
また、日本から訪れる唯一(二人だけど)の声優であるせいか、既に5社の中国メディアから取材を申し込まれているらしい。
さらに、2人の中国行きが決まってパスポートのコピーを主催者に送る締め切りの前日になっていおりんも美名も十分な有効期限のあるパスポートを所持していなかったという事実が明らかになったという冷や冷や物のエピソードも暴露された。なんでも、その時点でいおりんが持っていたパスポートは渡航日の数日後に有効期限を迎えるもので、美名に至っては2002年に失効していたという。いおりんはともかく美名は新しくパスポートを取得するのが本当に期日ぎりぎりだったとのことで、「美名がダメだった時は本多を行かせるつもりだった」(蜂屋P)。なおいおりんは「私一度アメリカに行ったことがあるんですけど」と話していたので、その時にパスポートを取ったのかもしれない。
そんな裏話も披露されたところでアンケートの回収。そして蜂屋Pが読む質問を選ぶ間にいおりんと美名が間を繋ぐべく「すべらない話」「怖い話」「深イイ話」の3つのテーマでトークすることになった。
まず「すべらない話」として美名が、自転車で転んだ時恥ずかしいのでいつもわざと大げさなリアクションをして誤魔化すという話を披露。いおりんは、おまひま4話のテレビ放送を見ていたら優人が明夏羽に斬られるシーンでふっと画面が暗転したのでこれが規制ってものかと納得していたら単にちょうどいいタイミングでテレビが壊れただけだったという話。
続く「怖い話」ではまずいおりんが、子供の頃自宅から少し離れた新興住宅地の方へ出かけた帰りの19時頃、整備された道路を走っていたはずなのにふと気が付くと周囲の様子が一変おり、足元は砂利道で木製の電柱が立つような景色が広がっていたという導入から始まる不思議な体験談を語り出した。携帯も圏外になっていて、戸惑いながら自転車を漕いで辿りついた幹線道路と交わるはずの交差点も様変わりしている。直進すると家に着くはずだが、この時は真っ直ぐ行った先には小さな光が見えるだけ。左手を見ても本来そこにあるはずの新しい橋の姿はなく、代わりに古びた橋が川に架かっているのみ。しかしこの橋が気になって普段は左折なんてしない交差点を左に進んでみたところ、景色が元に戻ったのだという。時刻を確認すると20時を過ぎており、絶対1時間もかからない道のりのはずなのになぜと震えたとのこと。後日母親と共にその橋を訪れてみるとお地蔵さんが立っていて、このお地蔵さんが私を守ってくれたのかな、と。思いがけず本当に怖い話だった。
一方美名はシベリア抑留中の祖父が猫を食べたらしいとか、高校の調理実習でスッポンをさばくのが怖かったとかそういうちょっと笑い話路線。
最後の「深イイ話」ではいおりんが、小学生の頃両親に連れられて行った回らない寿司屋で食べたウニが美味しくなかったため店の主人の前で「これまずい」と言ったところ、その言葉が主人の仕事に対する態度を改めたという話をした。というのもその店の主人、ちょうどその頃仕事を怠けがちになっていたらしく、いおりんの一言が胸に刺さったらしい。以来主人はいいネタを仕入れるための努力を怠らないようになり、いおりんが店に来る度にウニをサービスしてくれるようになったという。「私はそんな小さな頃に大人を改心させたことがあるんだよ」と胸を張るいおりんがかわいかった。
美名は、入学した中学校の校則に従って髪を肩にかからない長さにまで切ってもらったところ気に入らず、更に短くしてもらったもののそれも気に入らず、もう学校に行けないと一週間も休み続けたが、年の離れた姉から言われた「あんたが目指してる声優という職業は、このくらいのことでめげていては務まらないよ」という言葉で目が覚め、その後は中学も高校も一度も欠席することなく通ったというテレビ番組でありそうな類の感動エピソードを披露した。
ここでアンケートの仕分けを終えた蜂屋Pが「俺もいい?」と一つ深イイ話を始めた。内容は以下のような感じ。「ちょうどそらおとが始まる頃に自分や親が病気になっちゃって、でもよく『プライベートを犠牲にしてこそヒット作が生まれる』なんて言うから、そらおとヒットすればいいなあって飲み会で愚痴ってたら美名に『大丈夫です、蜂屋さんには私といおりんがついてます!』って真面目な顔して言われた。野水は『逆だろ!?』って顔してた。」
充実した場繋ぎコーナーはこれにて終了。お二人ともこれらのテーマに沿った話題を用意するのに苦労したと話していた。いや楽しかったです。
そして質問コーナー。中国渡航に関する質問が多かったとのことだが蜂屋P自身はあまりそういうのは望んでいなかったらしく、二人には専ら一般的な質問が投げかけられた。
第1問は「のどを痛めないように気を付けていることは?」。最初いおりんがなんとかっていうのど飴?の話をしていたのだが、美名が「響声破笛丸料」なる漢方薬の名前を挙げるといおりんも同調していた。とてもよく効く薬らしい。「声優を目指してる人は持っておくといいですよ」とも。美名は実際に青春ヒットパラダイスの時にこれを服用し、岬めぐりをきちんと歌い切ったとのこと。
第2問は「休日の過ごし方」。いおりんは起きるのが12時頃で一日中パジャマでいることもあるとか。家にいる時は洗濯や片付けなど平日にはできないことをする、と。たまにしぶしぶ自転車を走らせて本屋に漫画を買いに行くとも話していた。蜂屋Pからは「あなたアイドル声優なんですよ」との突っ込みも。また「最近ようやく女の子でも持てる小さなデジタル一眼を買った」とのことで、それを持って写真を撮りに行ったりもするらしい。写真撮るの好きなので、とのこと。撮った写真ブログで見せて欲しいなあ。
第3問は「今週は久しぶりの野水伊織強化週間でしたが、いおりん自身はイベントを振り返ってみていかがですか」。これに対していおりんは、アニゆめは歌とダンス、お渡し会はファンの方との1対1の交流、今日はトークと、どれも異なる色のイベントで充実していましたと答えた。「全部来てくれた方いますか?」との問いには僕以外にも多くの人が手を挙げた。「イベント以外の部分で応援してくれる方も大切なファンには変わらないんですけど、こういうイベントも大切にしたい」とも。
第4問「美名さんのことをいつ黒いと思いましたか?」に対しては「美名ちゃんは……そんなに黒くないですね。本多真梨子の方が黒いよ」大亀あすかに続いていおりんまたwしかし彼女、この前のアニゆめのDJもさ子の時なんかはすごく純粋な感じが伝わってきてかわいいなーとか思ったんだけど、そうか黒いのか……。
美名に対しては「野水さんがいつSだと気付きましたか?」。「Sじゃないよー」と否定するいおりんを横目に美名が語るには「そらおとでの共演が決まった頃は私にもすごく丁寧で、先輩として扱ってくれてたんですけど、アフレコ現場で後輩(新大陸発見部NEOのメンバーの1人らしい)に対してきつい言い方をしているところを見て『私以外にはこうなんだ』って思いました」。
ここで蜂屋Pが口を挟む。「今美名が野水の物真似してたけど、結構みんなことあるごとに野水の真似するよね」美名「いおりんよく頷くから、それを真似したりね」蜂屋P「あと俺この2人のする堀中優希の真似がすごく好き」
以上で質問コーナーは終わり。蜂屋Pは今日はたくさん読むからなんて言ってたけど特にそんなことはなかった。まあ一つ一つ丁寧に答えていたせいかな。
そして2人の提案でイベント参加者全員の名前を読み上げることに。ちゃんといおりんに「しょうちっくさん」と呼んでもらえて感激。
ひとしきり企画コーナーが終わったところでそらのおとしものおまもりひまり、両アニメ作品に関して雑談。
まずそらおとに関して、いおりんが「ニンフは途中からヒールとして登場したので受け入れてもらえるかどうか心配だったけど、こんなに愛されるようなキャラになって嬉しいです」。美名は、自分は地声が低いのでそはらみたいなかわいいキャラに合うような声を出せるか心配だった、と。実際地声とは大分異なる声色で、アニメをご覧になった両親でさえ美名がそはらを演じていると気付かなかったらしい。また、「美名」という芸名は親戚につけてもらったもので、本名はナミというらしい。でもこれWikipediaの記述と矛盾するから、「本名は美名だけど芸名をナミにするという案もあった」の聞き間違いだったかもしれない。
OVAとして世に出ることになった14話については、蜂屋P「2期が決まる前に脚本が上がってたから本当に1期の最終回として綺麗にまとまってる」野水「14話のニンフはツンの部分が全然なくて、ずっと『これおいしいの?』って言ってる時みたくほんわかしてます」
2期については、蜂屋P「なにぶんアストレアが目立っちゃって。でもニンフは結構拾ってもらってる。そはらは怒鳴るしかすることがない。イカロスは『マスター、お茶』しか言ってない。原作でもそうなんだもん。いやちゃんとイカロスも活躍しますよ」野水「1期はニンフがようやくみんなと仲良くなり始めたかなってところで終わっちゃったし、空との決別もまだできてないので、そのあたりを楽しみにしていただければ」。
おまひまに関しては、蜂屋P「学園編ができなかったのが心残り。2クールあれば色々できたんだろうけど」「緋鞠は制服じゃなくて着物ばかり着てる」「よくフィギュアの企画が持ち込まれるんだけど、緋鞠は大抵夏服姿。それアニメ本編で全然着てないけどいいですかみたいな」
最後に中国のイベントに対する意気込みを問われると、いおりんは「そらおともおまひまもエッチな部分が多い作品だけどそれ以外にもいい部分がたくさんあるので、それを向こうのファンの方たちに伝えられればいいなと思います」などと答えていた。
そしてプレゼントコーナーへ。ジーンズメイト提供のエコバッグ3つとマグカップ3個の計6品にいおりんと美名のサインを入れてプレゼントという。この抽選過程でいおりんが立ち見席の番号を引きまくったんだけど、なぜか不在だらけだった。立ち見だからって来なかったのかね。何度か引き直して無事6品全てが参加者の手に渡った。
このあとプレス撮影。いおりんはまた「美名ちゃんのドヤ顔が見れまーす」なんて言ってた。プレセペのおまひまイベントでもプレス撮影の時「ドヤ顔しなくちゃいけないから恥ずかしいんだよね」と話してたし、ドヤ顔って言葉好きだねw
以上でイベントの全日程が終了。お二人を拍手で見送った。
で僕らも退場……と思いきや、この後物販がありますということで蜂屋Pが希望者を募り始めた。まずそらおとTシャツを買う人先着10名に特典として2人のサイン入りパンツをプレゼントというマジキチなやつ。これはぴったり10人が手を挙げた。続いてパンツじゃなくてTシャツにサインが欲しいという人20名を募った。ちょうど高まっていたのでこれには自分も手を挙げた。昨日サイン入りブロマイドを頂いたばかりとは言え、いおりんのサインまだほとんど見たことないしね。この時点では希望者は14人だけだったが、購入する段に至った時には20人に達していたと思う。
で、希望者は前に出て購入、それ以外の人は退場となった。サイン入りパンツは既に10人分が用意されていたらしく購入者列はすんなり捌けたのだが、Tシャツは特に事前に準備がなされているわけではなかったらしく、一向に会計も進まずどうするのかなーと思ってたらなんとここでお二人が再び登場し、購入者一人一人の前でTシャツにサインするという嬉しいサプライズ。しかもお二人とも時間をかけて丁寧にサインするものだからその間に直接お喋りすることができるという……2日連続でこんな僥倖に与っていいのかしら?そんなわけで自分もGWはアニゆめにお渡し会に今日のイベントに楽しかったですーとかなんとか声かけたらいおりんに「次は中国ですね!」なんてにこにこしながら言ってもらえちゃって、もうこれは行くしか!みたいな気分になったりした。でもまあ無理だよね……一応深センは香港から鉄道で行くのがよくて香港3日間のツアーならまあ出せなくもない金額に収まりそうってことくらいは調べたんだけど、いおりん達のステージイベントがあるのが15日土曜日の13時からってことだからねえ。金曜出国は厳しい。おかえりなさい、みなのみず!ってイベントを期待してますとか言ってお別れ。会場を後にした。時刻は15時50分を過ぎた頃だった。
とまあ今日はこんな感じのイベントだった。トーク中心ってことで普段のイベントやラジオではなかなか耳にすることのないプライベートの話もたっぷり聞くことができて楽しかった。あとやっぱりトーク中のいおりんかわいいね。何度も言うけど歌の時は結構硬い表情が多いから、美名と一緒に遊んでる時の笑顔とかほんとまぶしすぎる。なんだかんだ言って生で見たら今のいおりんが一番かわいいと感じた。おまけに今日は昨日に続いてまた直接お話することができちゃったし。素敵な時間をありがとうございました。