2010年を振り返る

今年はもっと日記を付けたいなんて昨年の元日に書いたけど結局イベントの感想すらろくに書かなかったのでブログで一年を振り返ることはもはや不可能であり、かと言ってTwilogを読み返すのは少し面倒くさいのであり、記憶だけを頼りに2010年をまとめたい。
ゆかりんのライブツアーが年を跨いで行われたために2010年はゆかり熱が比較的高い状態でスタートした。クリスマスの大阪公演になぜ行かなかったのか後悔に苛まれたことから、ライブツアーの初回公演は絶対に行くべきだと痛感したり。1月16日の横浜公演後2月末まで熱にうなされっぱなしで、ポエムもいくつか書いたような気がする。
しかし、同時に2月は来たるターニングポイントへの助走期間でもあった。1月開始アニメが軒並み好みに合致しなかったために前クールで放送していたそらおとの録画の消化に励んでいたことが、後の11話でニンフに心を惹かれ、次いで中の人たる野水伊織に心を惹かれる事態に発展したのだった。3月20日のそらおとイベントで生いおりんを目の当たりにした後は彼女が地下アイドルとして活動していた時代のCDやDVDを買い漁ったし、5月3日のドリパでのお渡し会及び5月4日の秋葉原ジーンズメイトイベントにて直接言葉を交わして完全にスイッチが入った後はいおりんイベントには全部参加するんだ!とばかりに深センの見本市に出演すると聞けば香港経由で中国入りを果たし、DVD発売記念イベントがあると聞けば名古屋・大阪・秋葉原の5公演すべてに参加したりもした。
けれど、そんな野水伊織熱も長くは続かなかった。ライブにしても大規模会場志向だった自分にキャストとの距離が近いイベントの楽しさを教えてくれたのはよかったんだけど、同時にその距離の近さを生かすことの難しさ、生かさなければ報われないまま終わってしまうことの空しさをも覚えた僕は、7月18日の秋葉原のDVD発売記念イベント終了後彼女に対する一切の興味を失ってしまった。あそびにいくヨ!はアントニアが出てくる前に切ったし、そらおとfも見なかったし、これゾンだってどうしようかなってところ。僕という人間の飽きっぽさを再認識させられた。
そんなわけで7月後半から8月前半にかけては特に何に熱を上げるでもなく過ごしていたと思う。梓はちょっと好きだったけど、やっぱりらき☆すたほどはまる要素はないねけいおんには。夏コミでもそんなに本を買わなかったと思う。
でもその無感動期間にもすぐ終わりが訪れた。アニサマで半年ぶりにゆかりんのパフォーマンスを生で味わったことで再び想いが加速してきて、9月〜10月のSCSツアー初回の新潟、真ん中の横浜1日目、千秋楽の東京公演まで持続していた。
あと、8月22日にふとしたきっかけで今までまるで注意を払ってこなかったブラック★ロックシューターのアニメを見る機会を得て、しばらくマトに心酔したりもしてた。やっぱ僕元気な女子中学生好きだわ。
10月いっぱいゆかり熱は高いレベルで推移していたんだけど実のところピークは横浜公演直後くらいで、そこからは千秋楽に向けて徐々に降下していった。代わりに心の大部分を占めていったのが秋アニメの数々。多くの人の考え通り2010秋クールは僕にとっても豊作と言って間違いなかった。中でも開始直後から魅せてきたのが禁書2期。自分も類に漏れず超電磁砲から入ったクチなわけだけど、本筋の禁書目録シリーズに1期未見のまま途中参加するのは無謀だろうと9月中に全24話を事前消化していたために第01話からすんなり馴染むことができたし、特に美琴の活躍する06話〜07話はたまらなかった。
その流れから超電磁砲って面白かったよなーなんて改めて惚れ直して、only my railgunLEVEL5-judgelight-のCDを買ったりしたんだけど、そこでふとfripSideが今何やってるのか気になりだして、1週間後にアルバム発売、その4日後には初の主演ライブ開催という情報をタイミングよく耳にしたというわけ。今に続くfripSide熱、南條愛乃熱は大体こんな経緯で始まった。
またこの頃、大覇星祭編の微妙さ加減からかアニメ方面では禁書に代わって神のみが台頭してきて、12月5日のかのんちゃんイベントの前後では今期ナンバーワンと感じていたくらいだった。
だったのに、最後にはミルキィホームズが一番好きになっていた。きっかけはよく思い出せない。11月中頃からネロかわいいなどとは思ってたんだけど、そこへ南條さん方面から小衣ちゃんかわいいが加わって、じわじわと作品そのものの好感度を高めていったのかもしれない。最終回もよかったしね。あの熱い熱いAパートは何度も繰り返し見てる。
そんなわけで2011年はミルキィホームズ南條愛乃に高い関心を抱いた状態で幕を開けたのだった。どんな一年になるんでしょうね。
ただ、ほとんどこの一ヶ月中に起きたことだからどうしてもミルキィと南條さんの印象が強いけど、2010年に最も影響を受けた人物・作品という枠で考えると、やはり野水伊織を挙げざるを得ない。彼女に没頭していた約4ヶ月の間は本当に、それまで経験したことのなかったいくつもの出来事、感情と向かい合う羽目になった。一人の人間にあそこまで盲目的にはまることはもうないんじゃないかな。